枦宇土町の大迫区では、農業環境保全活動の他に「里山保全活動」も行っています。

 これは、竹林を整備して、自然を生かした憩いの場を作り、子どもからお年寄りまで気軽に足を運びながら、体力づくりやいろいろな技術の継承の場、そして特に子ども達の創造精神を養えるようにと、区の有志が集まり活動をはじめました。現在は、間接的に話が伝わり少しずつではありますが、町外の方も参加をしていただいています。

 活動は、日程を決めてすることもありますが(大掛かりな時は)、多くは各々時間が取れたときに、自分で考えて作業をします。

 現在の作業としては、竹を切り場所を確保する(竹林が段々になっており、それぞれの場所に色々なコーナーを作成予定のための場所確保)、炭窯による竹炭を作る、スカイハウス(大きな雑木が数本あるため、それを活用したハウス)作成をする、竹を利用した遊歩道作成などを行っています。

 

 ここからは、写真を使って説明をします。

●竹林の整備(場所確保)

 整備がされていない竹林  場所によっては、竹以外にも雑木が茂り、まさに足の踏み場もありませんでした。

 

 竹・木を切ってみると、とても広い場所でした。

 

●炭窯づくり

 これが、炭窯の材料です。(2窯分)

 奥がドラム缶を細工した竹や木を入れて、いぶす部分で、上に伸びる筒が「竹す」「木す」の水分が出る箇所です。

 これらを組み立てて、1つの窯にまります。

 斜面を少し削り、ドラム缶を設置します。竹の根が張り、土堀は意外と大変でした。

 

あーでもない、 こーでもない と言いながらも、何とか設置をしました。これが意外と重かった・・・。  設置したら、今度は土をかぶせる作業。隙間を作らないようにしないと、炭の出来栄えに影響があるとのこと。

 

切った竹を利用して、枠を作り隙間を埋めてしまいます。  屋根も設置します。

 

次第に形が出来てきました。 炭窯の完成です!

 

子供たちも参加をして、竹を窯に入れました。 そして、火入れ。

 

隣の広場には、竹のドームを作ります。 竹を組み立て、シートをかぶせます。

 

完成です。さて、ドームの中では何をしましょうか? 里山保全の会の支柱も立てます。

 

これが意外と大きいです。 今回は、手前から支柱・炭窯・竹ドームを作りました。この後は、左上の数本の雑木を利用して、スカイハウスを作る予定です。

 

今回、炭作りをした子供たちです。

 

自然に囲まれた活動の中で、初めての体験、初めて目にした物など、想い出にのこったことと思います。 みんな、大満足の笑顔です!

 

次回はいつになるか分かりませんが、活動ごとにご紹介をしていきたいと思っていますので、お楽しみに!

また、「こんな物をつくっては」「これもおもしろいよ」など、多くのご意見もお聞かせください。

 

※ご意見投稿先

 kameko-k@city.amakusa.lg.jp

 

 

 

 

 

 

2009年07月17日更新