2010年1月16日
*四郎の天草更紗(さらさ)講座(その1)*
講 師 四 郎 天草出身
受講生 K(ケイ) 天草在住
四 郎 さっそくですが Kさんは 天草の観光土産品の
何割ぐらいが メイド イン 天草だと思いますか
K え~っと 海産物は豊富だし 天草陶石は全国
的に有名だし お土産品の七~八割は天草で
つくられているんじゃないですか
四 郎 実は 驚いたことに 天草みやげの八割程度を
外部から仕入れているみたいなんですよ
K それはちょっと さびしいですね~
せっかく天草の思い出にと買われた土産品が
よそで作られたものだったら 観光地として
本当のおもてなしには なっていませんよね
四 郎 Kさんの若い頃・・・あ、今も充分お若いですが
天草のお土産屋さんでは どんなものが売られ
ていましたか?
K え~っと・・・やっぱり海産物が多かったかな~
あと南蛮羊羹、こっぱ餅、天草サブレ、うに豆、
ざぼん漬け、海老煎餅・・・それと~
四 郎 Kさんの記憶には食べ物しかないんですか?
K たこの花っ!
四 郎 はいはい わかりました では 民芸品や工芸品
では どんなものがありましたか?
K 陳列棚には 天草のやきものとか 南蛮手まり
とか そうそう天草更紗のハンカチやお財布が
・・・あれっ? そういえば いつの間にか 天草
更紗の製品を見かけなくなりましたねぇ
県外の親戚などに評判がいいので ときどき
購入していたのに・・・
四 郎 今回の講義のテーマは まさに その天草更紗
なんですよ
K 先生!天草更紗 どうしちゃったんですか~
ついこないだまで お店に並んでたのにぃ
四 郎 Kさんのついこないだって 10年~20年前って
ことですよね
K ふん! そうだ、先生!私 ず~っと探していた
ものを やっと見つけたんですよ
四 郎 ほう、 何かの専門書ですか?
K き・く・ら・げ!それも 天草産のきくらげです!
四 郎 ああ、海の中でプカプカ泳いでるアレですね
そんなにず~っと探すほど 珍しいですか~
K それは ク・ラ・ゲ ですっ! 私が言ってるのは
中華料理に使う キ・ク・ラ・ゲ!
四 郎 僕は中華より やっぱり和食のほうが・・・
K 先生!知らないんですか~ 国内ででまわって
いるキクラゲのほとんどが輸入品なんですよ
食の安全が問題になっている現在 地産地消
のために 天草産のキクラゲを食べましょう!
ちなみに 私は グリーントップ本渡で 1パック
200円のを 3パック買ってきました
四 郎 Kさんの食に対する前向きな姿勢は充分理解
できたんですが なぜか 天草更紗から天草産
きくらげに 話がそれちゃいましたね~
本日は もう 時間がなくなりましたので 次回
天草の伝統染物「天草更紗」の現状と将来性
について お話ししたいと思います
では 本日の講義は ここまで!
K 四郎先生 どうもありがとうございました~
先生 きくらげを料理するときは そのまま使う
んじゃなくて 水につけてもどして・・・
四 郎 はいはい もういいですよ~
僕 これから お寿司食べに行ってきま~す!
この続きは四郎の天草更紗(さらさ)講座(その2)をご覧ください
** おことわり **
天草の観光土産品の8割が 外部から仕入れているという部分は
数年前の「市政だより天草」に掲載された 天草でお菓子を製造
されている方へのインタビュー記事から 引用したものです
その後 地元天草でも 天草謹製など いろいろな努力がされています
ので 現在は この割合は ずっと改善されていると思います
データーが少し古いことを ご了承ください