2013年1月21日
「 言いたいことって・・・ 僕は べつに・・・
この建物のことは すべて 伯父サンに任せてあるし 」
「 そうかな? 今年の冬休みは帰省しない
ということだったのに 天草へ帰ってきたのは 僕たちが
何をしでかすか 気になったからじゃないのかい? 」
( す、するどいなあ~~ オダさん・・・ )
「 モリシマさんからは 公序良俗に反しない
かぎり この地区が元気になりそうなことを どんどん
挑戦して欲しいといわれているんだけどね
モリシマさんは この地区の活性化協議会の役員さん
なんだね~ だから 天草にUターンしてきた僕たちを
いろいろ気遣ってくださって・・・ 心強い存在だよ 」
「 ええ、この地区も 毎年 若者の流出が
増える一方ですからね
若い人のUターンやIターンは 歓迎されるでしょうよ
あの~~ ホントのところ オダさんが言うように
僕 東京にいても 皆さんの暮らしぶりが気になって
仕方なかったんです
でも 皆さんそれぞれに ちゃんとした考えを持って
いるってことがわかって・・・ ちょっと安心しました 」
「 アハハッ! ハタチの学生はんから
ワタシら ちゃんとした考えを持っているって
褒められましたがなあ~~ (笑) 」
「 あ、スイマセ~ン!」(汗)
「 いやいや 東京からこの天草を
客観的に見ることができるランくんの意見は
とても大切だよ
どんどん 本音を言ってくれ 」
「 じゃあ・・・ オダさんに聞きたいことが
あるんですけど・・・ 」
( この前 オダさんが電話で話していた《広告代理店》
・・・ いったいどういうことなのか なにしろイチバン
気になっているんだから~~ )
「 ん! 何かな? あまりプライベートな
ことは カンベンして欲しいんだけど(笑) 」
「 あれ? 誰か窓の外から こちらを
覗いていますよ~~ 」
「 何か用があるみたいね~~
私、応対してきましょうか? 」
「 ・・・ああ、キヨミくん いいんだ
あの人は 僕のお客さんだよ
今日の午前中に 会う約束をしていたんだ
僕の部屋専用のアチラの入り口から 入って
もらうので 僕が案内するよ
ここでの初めてのクライアントになるなあ~ 」
「 クライアント・・・って? 」
「 オダはんも なんだかいつの間にか
仕事を始める準備をしてはったんですなあ~~ 」
( クライアント・・・???
広告代理店???
いったい どういうことだよ~~??? )
次回は いよいよ 広告代理店の実体が明らかに?
そこんとこ どうなのよ~~! オダく~~ん!!!
To Be Continued !
*おことわり*
地元天草が舞台の物語の性格上 実在の地名 ・施設名などが
登場しますが これは あくまでフィクションです