もうそろそろ地方からもいわせてもらっていいでしょうか。

原発は素人ですから、さっぱりわかりはしないんですが。

 

福島第1原発1号機は地震発生直後、非常用冷却装置が起動したのに、圧力容器の圧力が急に低下したということで、作業手順書通りに停止したとのこと。

 

東電幹部は、作業手順書通りに停止したと繰り返し強調されています。

 

その作業手順書って地震時の手順書じゃないのじゃないでしょうか。あれだけ大きな地震があった直後は、配管の固定がずれたり、固定も破損したりし、異常な応力がかかり、配管などが破損したのではないかと通常の訓練された運転員であれば 疑うのではないでしょうか。

 

しかも非常用冷却装置の重要性からして、一人の運転員が独断で停止するようなことはせず、状況を大声で呼称し、直長の指示を待って(1~2秒間ですむ)停止するというのが当たり前ではないのかなあ?

東電の幹部がいうように、あのような大きな地震の後、急に圧力が低下した時、なんのこだわりもなく、冷却装置を停止したとなると東電の運転員は相当レベルの低い人が運転しているのか、日頃の教育訓練の程度がとてつもなく低いのかどちらかではないでしょうか。

 

日本の原発の運転員は、毎年、ある一定期間、シミュレーターを使ったり、Know Why教育を徹底して受けていると聞いていただけに、東電幹部が言われていることは、さっぱりわからんです。

なにか必死に正当化しようとしているようにも感じます。

想像していることが正しければ、これこそ人災になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

菅総理とベントの関係もさっぱりわかりません。

 

 

同じ1号機の格納容器の圧力が、最高使用圧力を超えれば、放射性物質であっても格納容器の爆発を避けるために、社長もしくはそれなりの人から指示が出なくても現場の判断で、多くの人を守るため、プラントの被害をできるだけ少なくするために、ベントをしようとするのは当然だと思われます。ラプチャーディスクが作動する前にでも配管系統図がわかりませんが、手動弁も含めてどの弁かを開けて圧力を下げようとするはずだと思われますし、私でもすでに事故の1週間後くらいには、現場の運手員は、責任感からそのようなことをしていたと思われると仲間に話をしていたくらいです。

 

プラントは生き物ですから、変化に合わせて遅れなく対応をしなければ、大事故になることは、現場は百も承知です。

一刻を争う大事な時に、菅総理が現場の上に飛行機で飛んできて、変な指示を出すことは、全くいらんことのはずですし、むしろ邪魔をしているに等しいことのはずです。

菅総理がベントを遅らせたのではと多くの人々からいわれていますが、その可能性は高いように感じます。

 

でも東電の人は、そんなこといえませんよね。これから大きな面倒を見てもらわなければなりませんからね。

 

菅総理は、私が指示をしてベントをさせたといっているようですが、総理ともあろう偉い人がこのようなとき口をはさむようじゃだめでしょう。本当に人を信じない方ですね。

菅総理は、徹底して他人を信じない。また、悪い結果が出れば、他人のせいにする。いったん申し訳ないといいながら言い訳をする。自分と意見が違う人は、徹底して落とし込む。むかし、〇軍派とかいわれたグループがやっていたようにも思われますが、そんな感じではないでしょうか。

 

リーダーは部下を信じなければならない。信じることができるように部下を指導しなければいけないのでは。

 

なんにつけ、直観的で、後から言い訳的に理由が付いてくるといった感じで、民主党の中の方々は、このようなときリーダーを変えてはいけないとかいわれていますが、こんなときであればこそ国民に不安を次から次へと作り出すような方でないことが必要じゃないのでしょうか。

 

もうひとつわからんこと。

ベントを行うのにラプチャーディスクの前弁が閉まっていて駆動源がなくなっていたためベントがすぐにできなかったとか?

えっ?フェイルセイフになっていないの?そんなバカな!

で、ラプチャーディスクの前弁とか通常閉めているのもおかしな話では?通常は開いておいて、ディスクが破れたあとで、正常圧になってから閉めるんじゃないのかなあ?原発では、そんな使い方をしていいのかなあ?

これもおかしな感じがするんですが?よくわからんなあ?

 

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