きょうも、徒然なるままに、いらんおせっかいをしてしまいました。

 

1月末に、川内原発で、停電作業着工時に感電人身事故が発生したことを報道で知り、

安全管理がしっかりしているはずの電力会社の中で、今回のような事故が起きたことに、

ここでも技術・技能の伝承が落ちてきているのかと心配している一人です。

 

内容は、

平成22年1月29日、定期検査中の川内原子力発電所1号機のタービン建屋において、

設備点検に伴う停電作業を実施していたところ、アーク(火花)が発生し、7名の作業員が負傷しました。

このうち、3名を救急車にて病院へ搬送し、懸命の治療が行われましたが、1名がお亡くなりになりました。

なお、当該作業員に放射性物質による汚染、被ばくはありませんでした。

というものです。

 

きょうの報道によると

これまでの調査で判明した事故状況、推定原因及び再発防止対策を取りまとめ、

本日、電気事業法に基づき経済産業省へ報告書を提出しましたのでお知らせします。
 今回の事故は、接地器具が主回路端子1次側充電部に接触し短絡、アークが発生し、

アークガスが噴出したことにより、作業員が熱傷を負ったものと推定されます。
 当社は、このような事故が発生した要因について分析を行い、全ての推定原因を踏まえ、

再発防止のために作業手順、注意事項等の明確化を行うとともに、対策などについて、

周知、教育を行うこととします。
 なお、今後も引き続き調査を行い、新たな事実が確認されれば追加対策を実施します。

 当社は、二度とこのような事故を起こさないよう再発防止対策を徹底し、安全確保に努めてまいります。

ということです。

 

 

直接の作業者は、お亡くなりになっておられるので、明確な原因はわからないだろうと思われますが、

推定できる原因に、

作業者が、440V受電しゃ断器盤の“1次側(活線)”(盤内下側)と“2次側(休電)”(盤内上側)とを間違えた

可能性が考えられます。(そうでない可能性もなくはありません)

 

上側が1次側、下側が2次側と考え安いといったことがあるからです。

 

当日の作業要領書(指示書)などに、どこまで書かれていたか。

作業者は、作業指示書通りに進めていきますので、要領書の作成者、許可者は、

それなりの知識・技術の経験者になっているはずでしょう。

 

上司・管理者の技術・技能の伝承がどうであったか大事なところだと思われます。

 

受電しゃ断器盤を引きだしたら、まず、検電をすることが、大事なことですが、

作業要領書には、どのように記載されていたのかも、大事なところだと思われます。

 

さらに今回の作業が、2次側(盤内上側)に接地線(アース線)をつけるための

一部の作業だったようですが、

近接してすぐ下側には充電部(1次側)が、

露出しているわけですから、どんな養生をすることにしていたのでしょうか。

 

適当な養生シートなど準備されていたのでしょうか?

 

死者・重傷者が出ていますから、想定されるいろんなケースに対して、

再発防止対策を考えなければ、本当の再発防止対策にはなっていないかもしれないではと心配になります。

 

わたしたちは、勝手に想定して見解をのべることができますが、

当局としては、責任問題もありますので、十分検討していただき、慎重に対応していただきたいと思います。

 

初期対応が、好ましくないと大きな社会問題に発展しないともかぎりませんので。

 

過去の事故事例を見ると高度成長の頃は、類似の事例がたくさんあり、

先人たちは、それらを教訓にこのような事故を徹底して未然防止してきたと思われます。

わたしたちは、災害事例、事故事例に学ぶことが多いかと思いますが、

どのように生かすかがだいじなところではないでしょうか。

当局が、経産省に提出した資料は、下記をご覧ください。

 

     http://www.kyuden.co.jp/press_100222-1.html

 

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