2009/5/27 第74回コラム「地域SNS調査研究」
みなさんこんにちは!
うちわEBI'sの忠文です。
rareが紹介してくれたのですが、
先週「
地域SNS研究会」のサイト上で
紹介されましたー。
パチ・パチ・パチ。地域SNS研究会では、
全国各地に生まれている地域SNSに
関する研究や、情報の紹介、
運営者・利用者間の交流が行なわれています。
こちらの研究会をはじめ、
「地域SNS」という枠での研究・調査は、
今後さらに活発化すると思われます。
今日はその紹介をして、
ちょっと外からwebの駅を見てみましょう
さて、皆さん現在この地域SNSがどのくらい
世の中にあると思われるますか?
「
地域SNS事例集:国内の地域SNSは404事例」
こちらの調査では、
2009年3月時点で、海外も入れて
404事例もあるとのこと!
しかも海外は18事例なので、ほぼ国内です。
全世界を正確に調査することは難しいですが、
こんなにも地域という対象にSNSが導入されている
国は珍しいと思われます。
地域SNSは、八代市に生まれた「
ごろっとやっちろ」が
その最初とされていますが、その後、総務省が実証実験を
行っています。それが2005〜2006年です。
その2006年2月当時が
21事例だったそうなので、
その
爆発的な広がりに驚かされます。
当初より地域SNSに積極的だった総務省
なのですが2007年は、LASDECという機関を通して
以下のような調査も行っています。
「
地域SNSの活用状況等に関する調査の実施結果 」
対象は、主に各地方自治体です。
この結果によると自治体の約7割が、地域SNSに興味を示していて、
人口規模が大きい自治体ほど関心が高い傾向があるようです。
他にも個別に地域SNSの運営者などにも調査を行っていて、
上のリンク先の「第3章 地域SNS個別調査」にある
「参考資料3地域SNS個別事例紹介 [23728KB pdfファイル] 」
には概要ですが、各地の地域SNSの紹介がたっぷり載っています。
大小様々、まさに
百花繚乱ですね。
「
地域SNSサイトの実態把握、地域活性化の可能性」
こちらは2007年に発表されたもので、
最初に紹介した事例集を作成した方の論文です。
社会ネットワーク論やソーシャルキャピタル論、
情報プラットフォーム論といった先行研究を受けて
地域SNSによる地域活性化モデルの検討が行われています。
この中で、調査を通して地域SNSの参加者数が
挙げられていますが、
400人以下がもっとも多く
次いで800人以下となっています。
また運営主体は、
4割が企業で自治体は
1割ちょいのようですね。
これら3つ調査を見ると
ここ数年の数値的な部分を押さえることが
出来ると思います。
一方で3番目の論文では、その質的な側面も
考えることが出来ます。
(注:むしろこの論文はそういう意味合いのものだと思われます。)そこでは、地域SNSの事例の中で
「オフ会」が重要視
されているといった指摘がなされていて、天草webの駅を
今後面白くする上で重要なポイントかなーと感じています。
「ダーツの旅」を最近始めていますが、
夏?には、特別編で天草に行きたいと考えています。
オフ会ではなくとも、
どなたかと会えたらなーと
期待しているところです。
加えてさらに勉強されたい方は、
こんな本もありますよ。
地域SNS--ソーシャル・ネットワーキング・サービス--最前線
Web2.0時代のまちおこし実践ガイド庄司
昌彦
アスキー 2007-03-19
コメント(0件)