みなさま、こんにちは。
天草市の中心地、本渡(ほんど)の街の魅力を、シリーズでお伝えしています。
今回は『天草キリシタン館』です。
1566年、天草にキリスト教が伝来してからの南蛮文化、1637年に勃発した天草・島原の乱、乱後の天領となった潜伏キリシタンの遺物など150点の展示をしている資料館です。
展示室は、天草島原の乱を中心に天草キリシタン史を4つのゾーンに分けて展示しています。
・天草キリシタン史
・南蛮文化の伝来
・天草・島原の乱
・乱後の復興とキリスト教信仰
の4つです。
現在、国指定重要文化財である「天草四郎陣中旗」を公開しています。
400年ほど前、天草四郎を総大将に繰り広げられた「天草・島原の乱」で、一揆軍が掲げていた陣中旗。
普段は精巧に作られたレプリカが展示されていますが、1年に30日だけ、本物が公開されます。
キリシタン館の方に話を伺うと、本物はやはり光沢が違うとのことでした。光に弱いため間接照明で、またショーケースのなかは温度と湿度の管理もされています。
公開されるのが1年に30日間のみなのは、重要文化財である陣中旗の劣化を防ぐためでもあるようです。
そんな陣中旗は、今年、九州国立博物館に貸し出すため、3/1(水)~3/7(火)と、5/1(月)~5/7(日)のみ、公開となります。この機会にぜひ貴重な文化財をご覧ください。
またキリシタン館は、中世の山城の跡地で、城山公園の頂上に位置しているので、展望テラスから見渡す本渡の街並みの眺望は絶景です。
桜の季節は、城山公園一帯、さらに美しくなるので、これからの季節、お花見にも訪れてみてください。
そんな『天草キリシタン館』の情報はこちら。
住所:天草市船之尾町19-52
TEL/FAX:0969-22-3845
http://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kirishitan/