今回紹介しますのは、林慧明さんです!
林さんは、30年ほど前から、お勤めの傍ら、文献や製品等を見ながら、独学で木工を勉強され、鳥かご、テーブル、椅子など数々の作品を製作されています。
ご自宅の2階部分も自分で造られたとか・・・
そして、圧巻なのがこの人形です!
こちらは、平敦盛(右)と熊谷直実(左)の人形で、上津浦諏訪神社例大祭の行列にも登場します。
3年ほど前に、老朽化していた人形を基に、文献等を調査され、地域のみなさんと協力して復元されたそうです。
手足や目が動くようよう精巧に作られています。
祭りの行列の際は、ぜひご覧下さい。
いつしか仲間も方も集まり上津浦の歴史の話に・・・
一番右が林さんです!
1184年に、源義経、範頼の軍が一ノ谷(現在の神戸市須磨区)に進軍した際に、熊谷直実が平敦盛を討ったという史実があります。
しかしなぜ源平の戦いが、上津浦の祭りに用いられたのか?
上津浦とこの物語の関わりは何なのか・・・? 林さんの関心事です!
「おそらく、祭りが始まった当時は、今のようにテレビなどの娯楽もない時代なので、当時の住民は、このような人形を使って物語りを楽しんでいたのではないか・・・そして、上津浦の祭りの行列にも使われるようになったのではないか?」
と林さんは話されます。
上津浦のルーツや先人たちの暮らしなどについて、お仲間との話しに花が咲きます!
もともとは木工作品の取材でお伺いしたのですが・・・いつしか上津浦の歴史ロマンの話がメインに・・・
楽しいひと時でした・・・!
林さんの作品です!(幼児用の椅子とテーブル)
2012年07月21日更新