先日、上津浦地区の人口を、※コーホート法という方法で推計してみました。すると驚きの結果が・・・

 2年前(平成22年)の人口は926人です。その内訳は、019歳が176人、2059歳が364人、60歳以上が386人です。これが、23年後(平成47年)には全体で352人になり、25年間で6割以上が減少することになります(現実に平成12年から22年の10年間で289人が減少しています)。さらに厳しいのがその内訳です。019歳が48人、2059歳が75人、60歳以上が229人で、2059歳のいわゆる現役世代は1歳刻みにすると、1.9人となり、男女1人づつに満たない結果です。高齢化率(65歳以上の高齢者が人口に占める割合)は56.8%であり、※限界集落の基準となる50%を上回りました。

 

 今年生まれた子どもが大人になった時、消防団はどうなっているでしょうか?また、上津浦の財産である美しい田園風景はどうなっているでしょうか?

 

 今後の急速に進む過疎化の波を止めることは、簡単なことではありません。しかし、ただ手をも招いていてもしかたがありません。

 ふるさと上津浦のために、何かいい方法はないか。自分たちにできることはないか。みんなで考えてみましょう。

 

 とりあえずできることは、私たちが上津浦での暮らしを楽しみ、上津浦の魅力を内外に発信することではないかと思います。

 地区振興会の活動などを通して、住み良い村、楽しい村をアピールすることで、上津浦に移り住む人が少しでも増えてくれればいいなぁと思います。

 とくに、上津浦出身で、今は上津浦を離れて暮らしている人が、帰ってきてくれることを期待します。定年後でもかまいません。「いつかは上津浦に住みたい。」と思ってもらえるような地域づくりができればいいと思います。 

 

※コーホート法

 過去の人口の推移を基本に、将来の人口を推計する方法

 

※限界集落

 過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって、社会的共同生活の維持が困難になった集落 

 

 

 

2012年07月18日更新