7月9日(月)の夜、浦和保育所で「公立保育所民営化等実施計画に係る説明会」が開催されました。

 今の市の計画では、浦和保育所は平成31年に廃止する計画になっています。その理由としては、入所児童数が、平成28年度には20人となる見込みで(今年度は42人)、その後はさらに減少することが予想され、公立保育所として維持していくことは困難であるとの説明でした。

 隣の島子保育所も同じような状況ですが、島子の場合は施設が新しいために、民営化で存続させる考えのようです(民間の受託先がない場合は市営で存続する)。このことを聞く限り、児童数の減少に伴い、浦和保育所と島子保育所を実質的に統合し、施設が老朽化した浦和保育所を廃止し、島子保育所を民間委託で存続するようです。ですから、上津浦の子どもたちの保育の受け皿は、島子保育所ということになると思います。

 ただ、市の説明では、上津浦と島子の両方を民営化で存続する(経営は一つの法人)という道もあるのではないかとの説明もありました。まだ、余力(児童数が維持されている)がある早い段階に、民営化を選択することも有効な手だてではないかということなのだろうと思います。

 

 参加者からは、公立保育所のメリットについての意見や、民営化し、仮に受託した法人が倒産した場合の対応などの質問がありました。

 市は今後、今回の住民の意見を持ち帰り、さらに検討を重ね、後日一定の方向性を示したいとのことでありました。

 

 浦和保育所の前身は、上津浦保育所でした。ぼくは、上津浦保育所の卒園生です。また、ぼくの二人の息子は浦和保育所で育てていただきました。だから、心情的にはなんとか存続してほしいと思います。夫婦共働きが当然の今日では、保育所の存在は、子育てには重要な施設であることはいうまでもありません。

 

 また、小学校は、平成284月に、有明町の3つの小学校が統合することが決定しています。

 もし、浦和保育所が廃園になれば、上津浦から相次いで子どもの施設がなくなることになります。

 何気なく毎日を過ごしているようですが、着実に過疎化は進み、今回の出来事は、そのことが形として現れたことになります。

 

 0717   浦和保育所、浦和小学校 002

  浦和保育所

 

 0717   浦和保育所、浦和小学校 004

  浦和小学校

 

2012年07月18日更新