NOTE(charged)

 前もってこちらのブログで紹介したNOTEのフルチェンジ、さっそく試乗して参りました。

最初にまずエコ・スーパーチャージャー仕様のX DIG-S(車両本体価格¥1,499,400)1.2ミラー・サイクル・エンジンの出力は98ps5600rpmにて、トルクは14.5Kgfm4400rpmにて発生。1.5Lエンジン並みの出力と低燃費の両立を図って開発とカタログには謳われています。旧型の4気筒に対し、現行マーチ同様3気筒になっています。

実際に走らせた印象ですがCVTと相まって登坂路でもスムーズに加速します。加速をあまり体感させませんが思いのほか速度は上がってきますね。回転数を上げたときの機関音はややワイルドですが、むしろ「静か過ぎない」といった音量のものです。

乗り心地はダンピングの硬さを感じる人もいらっしゃいましょうが、シートのホールド感が良好なため不快に感じません。旧型NOTEはサスの動きがロール速度ゆっくりめでTIIDAとキャラクターが対照的だったのに対し、新型には際立った個性を感じません。ハンドリングもまた淡泊な印象ですが、今後TIIDAがカタログから消えて、その分もNOTEが担当する故にこうした設定になったんでしょうかね?旧型に比べて総じて落ち着いた印象です。

 

この車両にはメーカーオプションのピアノ調センター・クラスターとフルオート・エアコンにディーラー・オプションのナビが付いていて、シンプルなNOTEのインパネに彩りを添えていました。長距離ドライブのデートにもこれでいいんじゃない?ってのがこの車両の全体的な印象です。仮に小生が自分の日常の用途に使うかと尋ねられれば、趣味性という要素を省く限りおそらくこれで十分かと思います。

 

さて、NAモデルの(車両本体価格¥1,298,850)ですがメータークラスター内もオーソドックスな二眼メーターになります。雰囲気は極めてシンプルです。乗り心地にこれといったX DIG-Sとの違いは感じられませんが、エンジンが過給機無しにもかかわらず特にパワー不足も感じさせず、むしろ素直でコントロールし易い好印象だったことをお伝えしておきます。ただし両モデルとも一名乗車での試乗でしたので、定員いっぱいでの乗車となればまた印象も変わってくるかと思います。皆さんもご自分の使用条件を考慮した上で試乗してみて下さい。無論、当店でも取り扱いいたします。

 

試乗協力:日産プリンス天草店

 

 

2012年09月16日更新