酉年の初春に色とりどりの華やかな歌舞伎が繰り広げられています。今、東京では歌舞伎座、新橋演舞場、国立劇場、浅草公会堂の四座が開幕して連日にぎわっています。今日は、新橋演舞場の「壽新春大歌舞伎」夜の部を観劇しました。歌舞伎座とは又違った雰囲気でロビーも賑やかに華やかな雰囲気です。市川右近改め三代目市川右團次を襲名、長男が二代目市川右近を襲名して初舞台、夜の部で襲名披露の口上がありました。私のお目当ては、市川猿之助の「黒塚」です。今の福島県安達ヶ原に棲み人を喰らっていたという鬼婆の噺です。猿之助さんが素敵で特に第二幕、薪を拾って山から下りてきた猿之助がお箏や鳴りものの演奏で踊る場面は何度観ても飽きません。市川海老蔵も久しぶりで綺麗でした。堪能しました。

新橋演舞場-2
2017年01月13日更新