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アウシュビッツ強制収容所
アウシュビッツ強制収容所
近所の知人がポーランド旅行から帰国して、お土産を頂きました。ポーランドの伝統工芸は「切り絵・ビチナンキWYCINANKI」だそうです。18世紀の頃から農家で防寒の為に窓のカーテンの代わりに羊の皮を使用し、明りとりに皮を部分的に切り取ったのが始まりだそうです。そのビチナンキ模様をテーブルナフキンや鍋敷きにしたカラフルな綺麗なお土産です。彼女は、アウシュビッツにも行きました。アウシュビッツ強制収容所が負の世界遺産として登録され、訪れる人たちの涙を誘うそうです。ガイドさんは、精神科医のビクトール・フランケルが1946年に出版した日本語訳「夜と霧」を是非読んで下さい、と云ったそうです。著者はユダヤ人としてみずから囚われ奇跡的に生還し、原題は「強制収容所における一心理学者の体験」で、夜陰に乗じ霧に紛れて人々が連れ去られた歴史的な部分を比喩した題名だそうです。華やかなビチナンキに隠されたホロコースト(人種差別的な絶滅政策)の悲惨さを感じました。
2016年12月22日更新
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