四月になると寒さも遠のいて心が弾みます。四月・卯月、卯の花が咲く卯の花月です。卯の花の「う」と十二支の四番目が卯(うさぎ)の「う」なので、等諸説があります。卯の花は(空木うつぎ)の別名です。白くてかわいい花を咲かせますので、おからを炊いた「卯の花」という料理の名前もこの花からきているようです。今日は「エイプリルフール」、幼い学生時代を思い出します。8日は「花まつり」です。29日は(昭和の日)木曜日。桜前線、菜種梅雨、花冷え、寒の戻り、黄沙、春霞、山笑う、! コロナの自粛生活とはいえ柔らかな陽光を浴び、花をめで、美味しいものを食べて(ウド・筍・ハマグリ・鰆・フキノトウ・桜エビ・柑橘類・まだまだあります!)在宅で楽しい事をして過ごしましょう!歳時記から、四月の俳句と短歌、卯の木を検索しました。

「うららかや げんげ菜の花 笠の人」 森 鴎外
「寺あいて 菜種咲くなり 西の京」 正岡 子規
「菜の花に かこち顔なる 蛙哉」 小林 一茶
「母と行く 一筋道の 花菜かな」 中村 汀女
「花も葉も 光りしめらひ吾の上に 笑みかたむける山ざくら花」 若山牧水
「菜種梅雨 やさしき言葉持つ国を 歩む一人のスローモーション」 俵 万智
「うらうらに 照れる春日にひばり上がり 心悲しも一人思えば」 大伴家持
「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだになきぞ悲しき」 兼明親王

空木の花②

空木の花
2021年04月01日更新