7月20日(水)、東京・浅草の「池の妙音寺」さんで「お施餓鬼法要」がありました。このお寺に亡くなった文子姉が眠っています。久し振りにお墓参りも出来て気持ちが安らぎました。このお寺さんは日蓮宗です。早めにお寺に着いて、お墓のお掃除を済ませて12時半からのおときを戴きます。1時から法話。お話の内容をプリントして配って下さって分かりやすいお話でした。仏教では、迷いの根本である煩悩を捨てる事が大事でその為にお題目を唱えて捨てる修業をして、施し・慈しみの心を養い安穏な世界に入る。との事でした。真っ白い薄物の法衣を纏い真紅のお袈裟に盛装したお坊さんたちの荘厳に満ちた法要は素晴らしかったです。日蓮宗では、うちわ太鼓というのを鳴らしてお題目をお唱えするのですが(ドン・ドコ・ドン・お休み)の4拍子で、私も初めて敲きました。このお寺で母や兄、姉を見送って下さってお世話になった、前のご住職様が長らく患っておられ、しばらくお目に掛かったことがなかったのですが、法要の直前に、奥様とお手伝いの方に前と後ろを支えられて本堂に入ってこられたのには吃驚しました。華やかな紫紺の法衣に身を正し正面にお座りになられてお手を合わせられるお姿を拝見して、胸が一杯になりました。お顔も垣間見ただけですが、穏やかないいお顔をなさっていました。法要の途中で退席なさいましたが、お手に触れてご挨拶したい衝動にかられましたが我慢しました。終了後、卒塔婆を頂いてお墓に納め香華を手向けました。お墓参りは、とても心が安らぎます、亡き人との想いは尽きず自分も昔にタイムスリップして、ありし日に戻りました。

池の妙音寺お施餓鬼法要-4
2016年07月22日更新