平成4年に亡くなった姉のお骨を加藤家のお墓に改葬する際に、唐櫃(かろーと・骨壺を納める納骨室部分)が経年で壁面の石がボロボロになってしまっていました。空襲で亡くなった4歳の主人の弟,良三ちゃんが埋葬されてから76年の月日が流れていました。お墓をいじるのは何事かがあった時と聞いていましたので、この際谷中霊園近くの「岩城石材店」さんにお願いして綺麗にしてもらいました。両親や主人の骨壺も新しくしてもらって、裏蓋の記録は心を込めて、感謝の思いを込めて、下手でも自分で書こう、と決めて岩城石材店に新しい骨壺などの打ち合わせに上野まで出掛けました。修理中に預かって頂いた骨壺を出して頂いて全部中を開けました。あらかじめ手袋など用意していきました。感無量です。姉の生まれてすぐに亡くなった水子の小さな骨壺の中に赤い5㎝ばかりのおしゃぶりが入っていました。小さな棺に金襴の布を架けて姉の連れ合いと火葬場に行ったのを思い浮べました。可愛い女の子でした。もう、胸が一杯!父と母には二人共メガネが入っていました。岩城石材店さんにお願いしておいた骨壺を持って帰り、落ち着いて名前を入れましょう、合掌。

岩城石材店岩城石材店岩城②
2021年06月05日更新