去年5月、91歳で亡くなった叔父の一周忌法要が行われました。「浄土宗 長青山寶樹寺 梅窓院」、賑やかな青山通りに面し三千余坪の広い敷地に超近代的なガラス張りの14階建てのとてもお寺さんとは思えないビルです。東京メトロ銀座線外苑前駅で降り1b出口の階段を上がると目の前の京都の竹林を思わせる参道を入ります。叔父の写真にお焼香をし、ご住職の手厚い供養の後の法話も身に沁みました。「千の風」の歌にもあるように、亡くなった人は千変万化、朝は鳥になり、昼は風、夜は星になってあなたを目覚めさせ、見守ってくれます。故人に喜んで貰えるような生き方を心掛けて下さい。熊本地震の最中の菊池市から駆け付けた従妹も着いて、供養塔にお墓参り、子供のいない叔父夫婦は此処を選び、立派な大きな墓誌に叔母の名前も赤文字で刻まれていました。14階にお席を移して、お清めのお食事は遥か六本木ヒルズの建物を眺めながら、叔父のお話に故人を偲び、叔母の健康を気遣いながら、再来年の叔母の米寿のお祝いを是非しましょう、と話し合いました。近くの喫茶店で従妹達五人が残り、加藤家の昔々の思い出話に花が咲きました、私の知らないこと、沢山あって興味深く聞きました。又、菊池市の災害の様子など、阿蘇くまもと空港が再開されたので上京することが出来、皆で励まし合いました。加藤家の皆さんとお会いする時は何時も主人が元気でいてくれたら!と思います。ご住職のお話にもあった「愛別離苦」、この世は四苦八苦の娑婆なのですね!

叔父の一周忌法要-5
2016年04月24日更新