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桜にまつわる和歌
桜にまつわる和歌
ソメイヨシノが散り果て八重桜が満開になりました。我が家の庭は花ミズキが小さく咲き始めました。桜にまつわる有名な和歌に西行法師の「願わくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月の頃」、在原業平の「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし」がありますが、この歌はお公家さんたちが今でいう別荘のような「なぎさの院」で、桜狩りのお酒の席で詠まれたそうですが、別の人がすぐに返歌をしたそうです。「散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき」返歌をした人は分かりません。(散るからこそ桜は素晴らしいのです。悩み多いこの世の中に、久しく留まっている物などあるでしょうか?(だから、散るのも当然として、桜を愛でるべきではないでしょうか?)と云う事だそうです。1200年もの昔の平安時代の貴族たちの雅な生活が偲ばれます。
2016年04月12日更新
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