「花の 命は短くて 苦しきことのみ 多かりき」 林芙美子が色紙などに好んで書いた短詩です。花、は林芙美子の人生を意味するのでしょうか、はたまた、多彩な恋愛行路なのでしょうか?町へ出ても、桜の花びらがフロントガラスに降りかかり、道路はピンクに染まっています。道行く人々も今日は半袖の装いです。家にも公園の桜の花びらが風に乗って舞い降ります。なんとも幸せなひとときです。子供たちが蹴るサッカーボルに乗って地面の花びらが舞いあがります。散りしきる花びらをそっと手のひらに受けて今年の桜に名残を惜しみました。
天気予報の気象予報士が、花びらが盛んに散る様子を「落花繽紛・らっかひんぷん」と表現する、と言っていました、始めて聞く言葉でした。

落花繽紛
2016年04月09日更新