「明りをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花 五人囃子の笛太鼓 今日は楽しいひなまつり」
「お内裏様と おひなさま 二人並んで すまし顔 お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の 白い顔」
「金の屏風に うつる灯を かすかにゆする 春の風 少し白酒 召されたか 赤いお顔の 右大臣」

気温の変動が激しかったこの冬、3月の声を聞いて気持ちもホッカリ!梅の花も満開で香ります。陽気が良くなってくると体の動きもたやすく、次から次と方付けや仕事が進みます。家の中も大分綺麗になってきました。
1日には、奈良東大寺二月堂の修二会があって春の訪れを告げます。先日テレビで、熊本の阿蘇草千里も久し振りで野焼きを行ったそうで、良かったです。3日は「雛祭り」亡き姉のお誕生日です。この日私は、姉に電話をして「ハッピーバースデー」を歌って、おめでとう、を云いました。亡くなってからも誰も出ないで呼び出し音が続く電話口で「ハッピーバースデー」を歌って、涙を流しました。今でも姉のお内裏様は仏間に飾っています。9日・啓蟄、17日・彼岸の入り、20日・春分の日、21日は振り替え休日になって三連休なります。23日にはお彼岸も明けて、いよいよ桜前線を楽しみます。
とは言え、気温も安定せずインフルエンザに気をつけたいです。天皇陛下も高熱を出されたそうです。
天草の桜を愛で、月末に帰宅すると家の前の梶ヶ谷第三公園の桜が見られます。街路灯にほんのり照らされる桜の梢を見上げると、生かされる有難さを感じます。皆様、今月も宜しくお願い致します。

正行寺の春-1
2016年03月01日更新