新橋演舞場の、市川海老蔵の「初春花形歌舞伎」を観ました。昼夜同じ演目で「車引」「白波五人男」「七つ面」です。
2列目10番、花道のちょうど七三の処、役者さんが必ず立ち止まって演技をする処の真下です。役者さんの表情や煌びやかな衣装が手に取るように見えます。最後に海老蔵さんがお正月のお目出度い舞台でもありますので、成田屋の看板の「睨んでご覧にいれます」と、三升の黒紋付の片袖を抜いて真っ赤な長じゅばんを出し、三方片手に得意の八方睨みをしました。この八方睨みを観ると、その年は風邪を引かない、と云われるくらい縁起のいいのだそうです。お客さんも拍手喝采、大喜びでした。いつもは、昼の部を観る機会が多いのですが今日は終演が8時半、ライトアップされた東京タワーが綺麗でした。これで、心おきなく明日天草に出掛けます。川崎で、いいお正月を過ごしました。

新橋演舞場新橋演舞場新橋演舞場
2016年01月12日更新