弥生3月春近し‼冬の寒さが遠のいて、色鮮やかに開く梅の蕾が春の訪れを告げてくれます。春は出会いだけでなく、別れの季節でもありますが、それでもやはり寂しさの中にも希望が満ちている素晴らしい季節です。
うらうらと柔らかな日差しを浴びながらこの長閑な朝に感謝します。天草三曲会の末席を汚す私としては、「春の海」をまず感じます。昭和5年(1930年)、の宮中の歌会初めの勅題「海辺の巌・かいへんのいわお」に因んで尺八と箏の二重奏として、宮城道雄によって作曲されました。又、百人一首にも沢山の春の歌があります。「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらん」紀友則です。3日の桃の節句、亡き姉の誕生日です、60歳の若さで楽しく生きて駆け足で逝ってしまいました。亡くなってからも、この日、私は、姉のマンションに電話してハッピーバースデーを歌いました、呼び出す音がするばかり、でも私は泣きながら最後まで歌いました。姉が元気な時は(綾子は馬鹿なんだから❣)といって赤坂に夕ご飯を食べにいらっしゃい!と言ってくれるはずです。でも、もう30年経ちました。亡くなった人って、より身近に感じます。今日は姉のお仏壇の写真にハッピーバースデーを歌いましょう!
21日はお彼岸です。正行寺さんも感染を恐れて行事を中止しています。私も心閑に在宅の日々を楽しみます。
今月も宜しくお付き合い下さい。

模様替え-5
2022年03月01日更新