1月31日、又、あの日、あの時が巡ってきました。25回目です。午後6時28分、川崎市立井田病院で主人が旅立ちました。前年11月末に人間ドックの検査日に肝臓がんが分かって、たった1週間で家に帰されました。東京の有名な病院の分院が近くにあり、幸いにも肝臓の専門医の診察日があってすぐに連れて行きました。でも、でも、診察を終えた先生は「僕は治る患者しかみない!」というようなことを言われて愕然としました。連れてこなければ良かった!!涙も出ませんでした。自宅療養で近くのお医者さんの訪問診療と看護を受けながら2か月足らず、お医者さんの助言で入院を勧められて井田病院に救急車で行きました。大部屋に入れられて宮森先生の診察を受け、すぐに個室を空けてくれました。覚悟はしていたものの5日後抱きかかえた私の腕の中で息をしなくなりました。先生は黙ってお部屋を出て行かれました。63才でした。

正昭
2022年01月31日更新