キリスト教に讃美歌があるように、仏教には御詠歌があります。御詠歌は仏教の教えを五・七・五・七・七調の和歌として曲に乗せてお唱えするもので、古く平安時代から伝わっています。各、宗派によって違いますが、浄土宗では(吉水講)としてお唱えし、又お舞もつけて仏前に奉納致します。            宗歌は法然上人御作「月影の御詠歌」です。
     「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の こころにぞ 住む」 です。
御詠歌の中に「二世安楽の御詠歌」があります。お舞の振付に、正行寺の亡くなられた白石洋子先生と二宮の知足寺の相馬先生が振り付けられたお舞です。沢山の一般応募の中から選ばれた振付でその発表にお二人の先生が増上寺の本殿でご披露なさいました。
     「のちの世も この世も共に 南無阿弥陀仏 仏まかせの 身こそ安かれ」
静々と優雅に舞われるお姿に感動します。今年の芝・増上寺の御忌法要にこのお舞を奉納することになって、太田和子さんと二人で練習を始めました。コロナ禍で二回中止になっていて、今年も分かりません。皆さんにもお会いしたいです!

2022年01月22日更新