OKさんが「福沢諭吉翁・心訓」の額を持ってきました。
一、世の中で一番楽しく立派なことは、一生を貫く仕事を持つことです。
   で始まって全部で7か条、私も初めて知りました。みじめなことは人間としての教養がないこと、さびしいことはする仕事がないこと、みにくいことは、他人の生活をうらやむこと、尊いことは人の為に奉仕をし、決して恩に着せないこと、美しいことは、すべての物に愛情を持つこと、悲しいことは、うそをつくこと。書はほかの友達が書いたそうで、整然と内容に見合った立派なものです。この余白に何か絵を、と言われて躊躇しながらも、OKさんに絵を選んでもらって即席の短歌を書きました。彼女は今年80才になり、いつも正行寺さんで一緒にお詣りをし御詠歌を練習していますので、その思いを詠みました。
 「忘れまじ 八十路の道を歩みゆく 弥陀に生かさる 日々を悔いなく」 自分の心境をも込めました。

福澤諭吉
2021年12月14日更新