いよいよ今年も師走の月を迎えました。一枚になったカレンダーをしばらく眺めて一寸しんみりしました。寒さも増して、暖房の器具の様子を試験して暖かく過ごせるよう、気をつけたいと思います。北国では早や例年にない積雪だそうです。新年や年末の準備、と言っても特別大掃除をするでもなく、何時もと変わることはありません。風邪を引かないように、何事も慌てないように過ごします。1日から歳末助け合い運動が始まりますが、銀座に出ると昔懐かしい救世軍の服装の共同募金の人が立ちます。大きな鉄のお鍋をぶら下げて道行く人に募金を呼びかけます。昔から見慣れていますので懐かしい思いです。七日・大雪、北風が日増しに強くなってしばしば降雪をみます。八日・針供養、一四日・東京高輪泉岳寺義士祭、四十七士のいでたちで赤穂浪士のお墓がある泉岳寺にお参りに集まるのです。昔、地下鉄の中でこの人たちに出会ったことがありました。15日には、郵便局で年賀状の特別扱いが始まります。22日・冬至、北半球で太陽の高さが一年中で最も低くなる為、昼が一年中で一番短く夜が長くなります。この日を境に(一陽来復)日脚は徐々に伸びていきます。ゆず湯で温まりましょう。23日・天皇誕生日、今上天皇は亡くなった主人と同じ年ですので、いつも、あ~ぁ~この年になるのだなぁ~と写真を手に取って眺めます。二四日・クリスマスイブ、私達学生の頃のクリスマスイブの銀座の賑わいは相当なものでした。二十八日日・官庁御用納め、三十一日大晦日・年越し、大はらい、除夜の鐘、NHKの紅白歌合戦も知らない歌ばかりとなり、せめて「行く年・くる年」で新しい年を迎えることに致します。皆様もどうぞ佳い新年をお迎え下さい。今年も沢山有難うございました。

「申」のいろいろ-6
2015年11月30日更新