一日初日を迎えた歌舞伎座の顔見世興行・夜の部を観に行きました。早めに家を出て日本橋で頼まれた買い物を済ませて、開演30分前には、駐車場に着きました。今日の一番の見どころは、市川海老蔵の長男勸玄、二歳八カ月の初お目見得です。夜の部、「江戸花成田面影・えどのはななりたのおもかげ」で海老蔵にて手をひかれ黒の紋付羽織袴で花道から出てきる可愛らしい姿に拍手喝采です。海老蔵の祖父・十一世市川団十郎の五十年祭挨拶口上に続いて、勸玄ちゃんのご挨拶、海老蔵に促されて「堀越勸玄にござりまする」と名乗ります。英才教育とはこのように物心つくか付かずの頃からなされなければならない、とつくづく思いました。藤十郎、菊五郎、仁左衛門、染五郎、松緑がお祝いに花を添え派手やかな舞台が繰り広げられました。その他、「元禄忠臣蔵「「勧進帳」「河内山」など、見慣れた出し物のさわりの部分の演出も楽しめました。

歌舞伎座柿葺落6月興行第二部-9
2015年11月04日更新