『地蔵和讃カレンダー』が出来上がってきました。サンプル通りで安心し皆さんに見て頂く準備を始めました。
『地蔵和讃』の一番には(これはこの世のことならず 死出の山路の裾野なる 賽の河原のものがたり 聞くにつけても憐れなり)とあります。一番の歌詞は当然一月の暦に入れたいのですが、一月から(死出の山路)はちょっと問題ではなかろうか?と思い、一月は解説にしました。又、このカレンダーの製作を思い立った経緯についても知って頂きたいと思って次のようなご挨拶も書きました。

(絵手紙カレンダー・地蔵和讃)について
  平成27年、横浜市鶴見区の浄土宗・正行寺において例年通り「施我鬼法要」が執り行われました。私達は「地蔵和讃」を1番から14番までお唱えして、参詣の皆様に聴いて頂きました。又、熊本県天草市の「天草三曲会」(尺八・箏・三絃)で「花は咲く」を演奏する機会が多くありました。この曲はNHK「明日へ~支えあおう」東日本大震災の復興を応援するテーマソングとして、今井俊二さん・作詞、菅野よう子さん・作曲で作られ、多くの皆さんに歌い継がれています。平成23年3月11日(金)に発生した地震と津波は、多くの人命と計り知れない甚大な被害をもたらし、沢山の幼い子供たちが犠牲になり胸を痛めました。そして、昔の事になりますが、昭和35年、亡き姉が可愛い女の子を出産し、生まれてすぐに亡くなってしまいました。義兄と二人で小さなお棺に赤い金襴の錦の覆いを掛けて荼毘に付した時の、衝撃と哀しみが忘れられずに、お地蔵さんを描いては思い出していました。それらの思いが重なって生まれた発想が「地蔵和讃」のカレンダーになりました。今尚、沢山の人達が後遺症に苦しみ、日々苦難の道を歩まれて復興に邁進しています。一日も早く平穏な暮らしが出来ますように、又亡くなられた多くの犠牲者のみ霊の安からん事を心からお祈り致します。合掌

新しい年が平和でありますように!

2015年10月31日更新