お寺さんにご挨拶を済ませてから車で10分くらい、お墓があります。この墓地は、キミさんが育った田代の山奥の部落の人達を行政が一括して街中に移住させた時に用意した墓地だそうです。中島勝志さんがお墓守をして下さってお世話になっています。キミさんの家の屋号が「柳沢」、お父さん同士が従兄弟だった方の屋号が「向山」両家の共同墓地になっています。山の中の田代部落から、お墓を移す時も立ち会わせて頂きましたが、お寺の若様が大空に向かって杖を高く捧げてお祈りしました。魂を一度空にお返しして新しいお墓に移って戴いたのでしょう、と解釈しました。山の中のお墓の土を掘り起こして新しいお墓に移しました。お墓には苔むした六体の仏様が祀ってありましたが全部移しました。キミさんもいずれは生まれ故郷の新潟の土となって安らかに眠ることでしょう、お寺さんにも私がいなくなっても宜しくお願いしました。

2022年08月22日更新