人が訪ねてくれる時に、階段を上がる玄関よりも近い勝手口のほうが入りやすくて、いつもこちらを利用しています。当時、船橋の姉の推奨で(葛布くずふ)という藁のような繊維を織り込んだ壁紙を全体に使っていましたが、これを明るく白に近いベージュ色、私好みで少し光沢があるのを選びました。ここに飾ってある薔薇の油絵は、高校生時代、上野の家を新築した時に高校の親友グループ5人がお部屋に飾るのにプレゼントしてくれた懐かしい絵です。右下の赤字のサインも定かではありません。私を入れて6人グループは、一人は卒業直後音信不通、三人が亡くなり、一人、施設に入った後、連絡できず、日大工学部薬学科を卒業して長く薬剤師として働いた松村洋子さんとLINEで連絡しあい、お医者様のご主人が施設に入ったきり面会も出来ず、彼女も満身創痍、そんなことを思いながら新しくなった白い壁紙に当時を偲びながら飾ります。

薔薇の油絵

壁紙、張り替え
2022年06月26日更新