二月の歌舞伎座は、松竹創業百二十周年として、春にさきがける華やかな多彩な演目が揃っています。

今日は「昼の部」を観劇しました。「吉例寿曽我・きちれいことぶきそが」「彦山権現誓助剱・ひこさんごんげんちかいのすけだち」「積恋雪関扉・つもるこいゆきのせきのと」です。今日は、花道の近くに席を取りました。花道の七三で役者さんが演技をしますので衣裳や所作や顔の作りなどを近くで観たかったのです。一階・三列目・十番、尾上菊五郎、菊之助、松本幸四郎、中村魁春、錦之助、市川左團次等良くみえました。それと、上手(かみて)や下手(しもて)の三味線や浄瑠璃の手の裁きや細かい動き等も目に就いて新しい発見もありました。菊之助が綺麗で声も無理なく澄んでいて、玉三郎の後は菊之助ではないかな、と思います。菊五郎も「彦山権現・・・」で初演で毛谷村六助を演じましたが、この毛谷村(けやむら)とは、今の大分県英彦山(ひこさん)にあった修験道の霊場で知られていた所だそうです。流石に重要無形文化財だけあって、とても良かったです。お天気も良くて暖かな一日でしたが、終了後まっすぐに帰宅しました。

 

二月大歌舞伎-1

 

 

 

2015年02月12日更新