『如来』

さとりを開いた仏、と同義で釈迦如来をはじめとして阿弥陀如来や薬師如来、など様々な如来があり、それらを総括するとされる毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)が、さらに密教が興ると大日如来が出現しました。

お釈迦様は一切のものを捨てて、衣一枚で出家したと云われていますので、このことから如来像は衣だけを身に着け装飾品や宝冠などは一切身につけていないのです。ただし、大日如来はすべての如来に対して超越的な立場にある、と説かれている事から、如来像でありながらきらびやかな装飾品や宝冠を身につけているのが特徴です。(浄土宗新聞より抜粋)写真は東京・大本山増上寺蔵。

 

仏像の種類と特徴-1

 

 

 

 

 

2015年02月04日更新