今日も快晴です。多難な一年の締めくくりの日としては穏やかな一日でした。午後から駅前の東急ストアに買い物に出ました。沢山のお客さん、カートが出払って見つかりません。特別買い足したいものはなくて、レジに並ぶお客さんの買い物の中身など眺めていました。「大つごもり」若い人には通用しないでしょうね、樋口一葉の短編です。一葉の貧困生活の体験から生まれた哀しい物語です。(井戸は車にて綱の長さ十二尋、勝手は北向きにて師走の空から風のひゆうひゆうと吹き貫の寒さ、おお耐えがたと竈の前に火なぶりの一分は一時にのびて、・・・・)お金持ちの家に女中として奉公する主人公、お峰、の物語です。時代は移れど、コロナ禍や多事多難な現代にも変わらない人の情け、ホロリと考えさせられます。紅白歌合戦もチョット視る、終われば近所の梶ヶ谷神社に初詣に出掛ける若い人達を見送って「行く年、来る年」は視る。奈良の(唐招提寺)横になって視ては勿体ないほど厳粛さを感じます。「行くも感謝、来るも感謝」で、私の大つご行きました。

大つごもり①

大つごもり②
2023年01月01日更新