今年もお十夜の時期になりました。お十夜を迎えると、今年も残り少ない事を実感します。正行寺の境内の神奈川県指定の立派な銀杏の木がすっかり色付き青空にくっきりと聳えて見事です。12時30分・受付開始、1時30分・法話、2時半・詠唱、3時・大法要と塔婆供養、4時に法要の幕は降りて会館に移り、お寺さんで用意をしてくれた例年通りのお斎を頂き、お塔婆を持って暮れかかる家路を急ぎます。今日、私は不思議な体験をしました。主人が健在の頃、お寺で行事があっても主人はお堂の中には入らず途中から来て開いた扉から顔を覗かせるのです。法要の最中、何気なく何時もの扉を見ると主人がいつものように覗いているのです。ハッとしました。初めの一回きりで、その後何度見ても居ませんでした。私は主人の思いを忖度して胸が一杯になりました。お塔婆を車に積んで主人と一緒に帰宅しました。
今年も無事お十夜を済ませることが出来ました。有難いと思います。
2014年11月07日更新