私達が中学校を卒業したのは、今から64年前、昭和25年の事でした。終戦直後の混乱の中、区立の新制中学校が上野公園内に創られ、先輩も後輩もいない私達一学年の生徒たちの3年間でした。誕生日ごとに3組に分けられ、私達は1年2組、当時上野公園に沢山居た、今思えば可愛そうな浮浪者たちに追いかけられたり、噴水の止まった池の中で授業をしたり、思い出は尽きません。桜の季節は最高です。教室の窓を開ければ桜の花びらが舞いこんできました。今回幹事役を仰せつかりながら去年開催できなかったので、今年は、皆傘寿を迎えることでもあり是非にと思って皆に相談したところ、暑くてもはやい方が良い、と云う事になって7月6日（日）、銀座のふかひれ専門店「筑紫樓」に集まりました。大沢先生はじめ出席者１１名、一名連絡なし、5名欠席、のクラス会でした。話がはずむ中、昔の面影が急速に甦って懐かしさ一杯です。近況報告にも耳を傾けそれぞれ多難な日々ですが、杖をつきつつもこうしてクラス会に出席できる幸せを話し合い、貴重な癒やされるひと時でした。

この集まりが続けられるよう願わずにはいられません。皆さん！お身体に気をつけて、転ばないように風邪を引かないように気をつけて又、お会いしましょうね、有難うございました。