浅草公会堂は、亡き中村勘三郎が自主公演を行っていたところですが「新春浅草歌舞伎」として市川猿之助一門の公演です。第二部3時半の開演を前に友達と雷門前で12時に待ち合わせをして、浅草観音様に初詣をしました。ずっと好天に恵まれて寒さも和らぎ浅草は大混雑です。参拝を済ませて、おみくじをひいたりお守りや破魔矢を買ったり、やはり上野生まれ浅草育ちの私としては、とてもとても懐かしく昔を思い出し沢山の人達の面影を偲び、感無量です。昼食はあれこれどれも捨てがたく、結局「三定」のてんぷらご膳にし、昼間からビールなど飲んでご機嫌で仲見世を散策、開演時間を待ちます。知り合いのご主人が二代目猿翁と友達、と云う事で中央の前から3番目、絶好の席です。第二部、市川猿翁作「博変十王」は市川猿之助演じる博変打ちが閻魔大王と博変のやり取りをして、極楽行きの通行切手を手に入れるまでの、軽妙洒脱な舞踊劇です。「新口村・にのくちむら」はいま人気絶好調の片岡愛之助と藤十郎の孫・中村壱太郎の「冥途の飛脚」物です。愛之助は綺麗です。人気の程が分かります。あと「屋敷娘「」石橋・しゃっきょう」と続きます。打ち上げの後、「むぎとろ」まで歩き名物の麦とろごはんを頂きよるも遅く、東京メトロ・銀座線に乗り家路に着きました。お蔭さまで今日も楽しく有難いいち日でした。

 

浅草歌舞伎-6

 

2014年01月08日更新