先週に引き続き、今日は夜の部、五段目から十一段目迄です。五段目の「山崎街道」で斧定九郎を演じた中村獅童のお母さんが、この日心不全で急逝され哀しみの内の舞台でした。又、桟敷席に座っていた私の隣の70歳くらいのご婦人が公演中、座椅子と共にバタン!と倒れられ、もうびっくりして観客の皆さんも一斉にこちらを見ましたが、係りの方がすぐに来て、大勢で運び出しました。桟敷席は前にテーブルもあって、日本茶の用意もあってとてもリラックス出来るのですが、大事にならなければ良いのですが!その間も舞台は悠然と演じられました。祇園一力茶屋から最後の討ち入り、炭部屋本懐の場まで、息つく暇のない圧巻の時でした。1月、「寿 初春大歌舞伎」の夜の部で「九段目・山科閑居」が藤十郎、吉右衛門、幸四郎で上演されますので楽しみにしています。

夜の銀座の賑わいは、イルミネーションが煌めき遅くまで人の流れが絶えませんでした。昼の街頭で久し振りで「救世軍の社会鍋募金」に出会いました。

 

歌舞伎座・夜の部-3

 

2013年12月19日更新