12月の歌舞伎座公演は11月と同じ「通し狂言・仮名手本忠臣蔵」です。昼の部が「大序・鶴ヶ岡社頭兜改めの場」三段目「足利館門前進物の場、同松の間刃傷の場」四段目「扇ヶ谷塩谷判官切腹の場、同表門城明渡しの場」最後に浄瑠璃「道行旅路の花婿」です。続きは夜の部となり五段目「山崎街道鉄砲渡しの場、同二つ玉の場」六段目「与一兵衛内勘平切腹の場」七段目「祇園一力茶屋の場」そして最後十一段目「討ち入り、奥庭泉水の場、炭部屋本懐の場」となります。今日は昼の部を観ましたが16日に夜の部を観に行きます。歌舞伎座のチケットは中々思うように買う事が出来ず売出日には、電話もインターネットも繋がりません。

この「忠臣蔵」の通し狂言は思いで深く、60年以上も昔まだ高校生の時、友人と一日中観ていました。当時は11代団十郎が海老さまと云われて、とてもとても綺麗でした。その孫の今の海老蔵も華やかで上手で、坂東玉三郎と踊った「道行旅路の花婿」のおかると勘平は満開の桜と富士山を背景に絵から抜け出てきたように素晴らしい舞台でした。

昔、一緒に歌舞伎座に通った友人は外出が無理で、お誘いしても叶わず残念ですが当時を思い返していろいろと感無量です。夕暮れの銀座の町並みもクリスマスのイルミネーションが煌めいて道行く人々の足取りも忙しなく師走を実感しました。又、来週夜の部を楽しみにしています。

 

歌舞伎座12月公演-7

 

2013年12月11日更新