今年もはや「お十夜法要」が巡ってきました。境内の神奈川県指定のイチョウの大木が綺麗に黄葉し菊花の香りも芳しく、曇り模様ながら12時半から受付が始まりました。今回のご法話の教師ははるばる山口県から早朝7時の新幹線で来て下さった、山口教区の加藤善雄上人様です。宗祖法然上人のお話、お浄土のお話、笑いも交えてアット云う間の1時間です。この後、30分の休憩の間私達のご詠歌を聴いていただきます。宗歌「月影のご詠歌」「十夜和讃」「ふたはたのご詠歌」「知恩院和讃」「如来院のご詠歌」を奉納しました。白石ご住職によって、法要・塔婆供養も順調に進み、終了後それぞれのお塔婆を持ってお墓へお参りする人、会館での茶話会に向かう人、何時も清々しい気持ちでこの風情を眺めます。私達の絵手紙も、曇り空を案じて会館内でも展示となりました。

今年もこうして秋深まり年末に向かって気持ちを引き締め、来し方行く末に感謝と報恩の思いを新たにした佳き一日でした。

 

浄土宗「寶元山・正行寺お十夜法要」-11

 

2013年11月08日更新