今日は9月10日、やっと猛暑から解放されました。いろいろあっても中々気合が入らずダラダラと日が過ぎて行きましたが、明後日、天草行きを控えて宅急便の用意等ぼんやりもしていられず、PCのメールのチェックをしたりし始めました。まず、順を追って。9月1日、歌舞伎座の9月花形歌舞伎を昼夜・通しで観ました。思ったほどの疲れもなく、若手の演技を堪能しました。

昼の部、通し狂言「新薄雪物語」 染五郎、菊之助、愛之助、七之助、勘九郎、海老蔵、松禄その他、賑やかな舞台です。次は勘九郎と七之助兄弟の舞踊劇「吉原雀」が廓の艶やかな雰囲気と風情を描いて踊り幕となります。ここで昼の部は終わり、通しで観る観客は2階のロビーで夜の部の開場を待ちます。夜は私の今回のお目当て新作「陰陽師・滝夜叉姫」です。夢枕獏作の伝奇小説で、新装なった歌舞伎座で初めての新作歌舞伎として上演されました。

平安時代に実在したと云われる陰陽師・安倍清明を主人公にした魑魅魍魎が跋扈する京の都を舞台に、史実を巧みに絡ませながら展開する一大スペクタルです。2階西側桟敷席から観ましたが、当然のことながら舞台が終始暗い運びですので豪快さはあっても、期待はずれの感がありました。

初日の歌舞伎座のロビーは役者さんの奥さん方や著名人の来場で華やかです。一寸浮世の憂さを忘れてのひと時を過ごしました。

 

歌舞伎座9月花形歌舞伎-

 

2013年09月10日更新