今日は「等々力の家」での大正琴の演奏です。中西咲知子さんと二人、先日の「富士見プラザ」の曲目と同じです。練習を重ねてきましたのでリラックスして演奏出来ました。この「等々力の家」では時間が1時間とたっぷりありますので、今、野村先生からお稽古をつけて頂く新しい曲も聴いて頂きました。「お富さん」「世界は二人のために」と「ああ上野駅」です。中でも「ああ上野駅」は私の育った地元で、作詞にもあるように懐かしい思いが沢山あって今でも昔と形が変わらぬ駅舎を見るたびに昔を懐かしく思い出しています。曲を聴いて下さる皆さんも終戦直後のご苦労をなさった方たちだろうと思います。この頃の上野駅の思い出をお話させて頂きました。私の家は上野駅の浅草方面への出口を出て5分位の上野警察署の前にありました。私は上野の山にある「竹の台中学校」に通うのに駅を一回りして上野の山への坂を登らねばなりませんでした。遅刻しそうな時はの入場券を買ってホームを通って反対側の「公園口」へ出ていましたが先生に見つかって叱られたこと、駅の裏側の荷物のターミナルには、浮浪者が一杯いて怖かった事等、お話させて頂きました。皆さんも良くご存じの曲で大きなお声で歌って下さいました。

 

     ①    どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ 

           くじけちゃならない 人生が あの日ここから 始まった

     ②    就職列車に ゆられて着いた 遠いあの夜を 思い出す 上野は俺らの 心の駅だ

           配達帰りの 自転車を とめて聞いてる 国なまり

     ③    ホームの時計を 見つめていたら 母の笑顔に なってきた 上野は俺らの心の駅だ

           お店の仕事は 辛いけど 胸にゃでっかい 夢がある

 

等々力の家・訪問-6

 

 

 

 

                                     

2013年07月10日更新