中村求仁子さんからお便りを頂きました。彼女の27年前に亡くなられたお父様が書き残した書があるそうです。「最上のわざ」と題する長文の文章です。お父様が懇意にしていたクリスチャンの方から伺って感銘を受けて描かれたのではないかと思われるそうです。長文になりますがご一読下さい。
 「最上のわざ」
この世の最上のわざは何? 楽しい心で年をとり 働きたいけど休み しゃべりたいけど黙り 志理しそうな時に希?し 従順に平静に おのれの十字架をになう! 若者が元気いっぱいで 神の道を歩むのを見ても ねたまず 人のために働くよりも 謙虚に人の世話になり 弱って人のために役立たずとも  親切で柔和であること! 老いの重荷は神の賜物 古びた心にこれが最後の磨きをかける まことの故郷へ行くために おのれをこの世につなぐ鎖を すこしづつはずしていくのは 真にえらい仕事 こうして何もできなくなれば それを謙遜に承諾するのだ 神は最後に一番良い仕事を遺してくださる それは祈りだ 手は何も出来ない けれども最後まで合掌出来る 愛するすべての人の上に 神の恵みを求めるために。すべてをなし終えたり 臨終の床に神の声を聞くだろう 来よ 我が友よ われ汝を見捨てじ。

紙魚が出ている古い書き物ですが、次回、お会いできる折に現物を見せて頂きたいと思います。有り難うございました。

「最上のわざ」
2023年09月07日更新