姉の熱海のマンションを娘二人が片付けに行ってきました。一年中、ほとんど使用しないでいますので勿体ないです。はじめに赤坂の姉が熱海駅前のマンションを買い、私が伊豆山に、その後姉も同じマンションを買い、姉が二十年以上も持っています。持ち帰った写真を整理しているうちに、いろいろな写真があって、もう(@_@)ビックリしました。父の葬儀の写真もありました。85年の昔、日支事変から帰った父は結核を患い千葉の海神という所に家を借りて療養生活を送り、母は、特効薬もなく卵の黄身をフライパンで炒って真っ黒くなったのを持って通いました、往復の電車の中で子供たちの編み物をしたそうです。昭和13年(1938年)父36才、母36才、長姉10才、一番下の私3才、5人の子供を遺して千葉大学付属病院で亡くなりました。3月25日、姉たちは学校の式典から戻されて病院に駆けつけ、私もお手伝いをしていてくれたお信さんに抱かれて鼻に綿を入れた父の顔を見たのを鮮明に覚えています。葬儀の写真を昔見たのですが、その後亡くなってしまっていたのを姉が持っていてくれたのです。ガソリンスタンドの家です。母は白装束、姉と次姉は着物、兄は学生服、私と文姉はお揃いのワンピース、そして父の兄、水戸の伯父です。当時のガソリンスタンドは家の中に車が入って来てロータリーポンプで地下のタンクからガソリンを汲み上げて車に給油していましたので、床が汚れています。私、眺めているうちに泪が止まりませんでした、万感の思いが次から次とこみ上げてきて言葉になりません‼母が兄が姉が、伯父が、懐かしい、愛おしい、。写真を整理しながら又古い写真を是非見て頂きたいと思います( ;∀;)。

涙が止まらない①
2023年08月16日更新