川崎市立井田病院・緩和ケア病棟の絵手紙の日です。思い返せば、平成9年、主人が最後の5日間を施設長の宮森先生のお世話を受けて亡くなった後、絵手紙のボランティアをやってもらいたい、との依頼を受けて始めてから15年になります。一か月に二回、サンルームへベッドでお見えになって、絵手紙を一生懸命描かれてご家族に感謝のメッセージを遺された方々の頬笑みを思い浮かべて、今日もお手伝いをして下さる絵手紙のお仲間と準備を致します。最近は患者さんの付き添いのご家族の方たちや研修のお医者様や看護師さんも覗いて下さって、とても賑やかになりました。初めての方には、ケシゴムで作った落款印をその場で作って作品に押して頂くと、ひときわ全体が引き締まって見違えるように立派になり、100円ショップで買った額縁に収めると、描かれたご本人がびっくりする程の出来栄えです。ベッドのお父さんは窓から晴れ渡った空を見ておられましたので「秋の空高く 稔りの時」と文字を入れて柿とみかんを描いた絵手紙と、小さなタオルで作ったヒヨコをお土産に持ってお部屋にお戻りになりました。私達は、必ず、「又 来月お待ちしています!」とお声をお掛けするようにしています。来月もお元気で又、お目にかかれますように!!11月は、1日(木)と5日(月)になります。

 

10月の絵手紙-4-3

 

 

 

2012年10月04日更新