平成4年10月4日、東京・文京区にある日本医科大学付属病院の窓が白々と明け始める早朝、姉は静かに永遠の眠りにつきました。あの日、あの時から、はや20年。月日の経つのの速いこと、でも、まるで昨日の事のように脳裏から離れることはありません。3月3日のひな祭りの日に生まれ、姉妹のうちでも優れた容姿と才能を持ち合わせ、いろいろと問題はあっても自由闊達に60年の人生を走り去った姉をしみじみと思い起こし、終日ちょっと物哀しい気分で過ごしました。姉の好きだったカサブランカ、姉らしくピンクのバラの大輪、頂いたお花を仏前にお供えし、浅草・松が谷にお墓参りをしました。姉のお墓からはスカイツリーの先端部分が望まれます。賑やかな派手やかな姉は、「スカイツリーが見えるのよ!!」って自慢しているかも知れません。その後、赤坂「伊志井」の後に出来た「うまいすし勘」で所縁の方々との会食を致しました。久し振りにお会いする皆さんも本当に昔と少しも変わらず、お元気でご活躍なさっていてびっくりし嬉しく、お話も弾んで楽しいひと時でした。

姉が喜んでくれたかしら・・・、何よりも姉を思い出して、お忙しい中、お運び下さった方に心から(有難うございます!)と感謝をし、ネオン目映い赤坂の街を後に帰途に就きました。   文姉さん、又ね(^。^)

 

姉の20年忌-1

 

2012年10月03日更新