富山湾に面する東岩瀬町は、江戸後期から活躍した北前船主・廻船問屋の旧家、馬場家と森家が当時の面影を残して保存されています。千石船と呼ばれた北前船にお米を千石積んで北海道に渡り、帰る船は昆布を積んで、海が穏やかな時期に往復して財を成したそうです。静謐なたたずまいの街並み、往事の賑わいを偲ばせる内部の様子、庭園の眺め、案内の説明も分かりやすくタイムスリップのひと時でした。

2023年12月04日更新