私の父です。明治34年(1901年)茨城県の水戸で、男二人、女四人の末っ子として生まれました。生きていれば122才、思えば昭和天皇と同い年です。日支事変に招集され結核に掛かり、昭和13年3月、36才で5人の子供を遺して肺結核で亡くなりました。千葉県の海神という所の農家の離れで療養していて、亡くなったのは千葉大学医学部病院だそうです。その時私3才、鼻に綿を入れた父の顔を覚えています。この写真は、姉が持っていた写真集から見つけました。父の50回忌をやりましょう、と相談していた昭和63年、母が亡くなって母は50年ぶりで父のもとに逝きました。( ;∀;)。母を埋葬する時に、古くなった父の骨壺を母とお揃いにしました。墓前で父の遺骨を取り出したとき、真っ白でとても綺麗で光っていました。父との縁が薄かった私はこの父を忘れまい、としみじみと触りました。父の位牌が何故か私の家にあります。文子姉のお仏壇にお祀りしてあります。思うに、母が国際聖路加病院に入院する時、父のお位牌を持って入院しお部屋の棚に置いてありました。退院する時に私が片付けて家に持ち帰ったままになってしまった様です。兄や兄嫁からも何も言われないのでそのままになってしまいました。この写真は父が何才の時か分かりません。お父さん、お母さん、私も年をとり老いましたが、沢山のお蔭さまを頂いて元気です、96才になったよし子姉と一緒に暮らしていますよ( ´艸`)。

父です。
2023年10月29日更新