11月7日(火)、横浜市鶴見区の宝元山 正行寺さんで恒例の「お十夜大法要」が奉修されました。今年最後のお寺さんの重要な行事です。好天に恵まれました。1時半からの法話は、光明寺の白幡上人様、2時からの詠唱で「月影のご詠歌」「十夜和讃」「高祖善導大師和讃」をお唱えし、聴いて頂きました。3時から法要に移り白石導師のもと、十数名のお坊さんの参加で厳かに執り行われました。法要終了後は会館に席を移して茶飯のおにぎり、おでん、香のもののお斎(おとき・法会の時に出す食事)のご接待があります。今年も境内の県史跡の大きな銀杏の木は青々と茂り紅葉しません、温暖化なのでしょうか。本堂の扉を全部開け放ち、赤い西日が差し込んで気持ちよい初冬の風が読経の声を運びます。扉の外から影絵となって主人が覗いています。そんな幻想に駆られました、いつも、顔を見せただけで帰ってしまっていました。天草への宅急便を夕刻前にお願いしなければなりませんので、お塔婆を頂いてから急いで帰宅慌ただしく今日も終わりました。「お十夜」が済むと今年も残り少なく、身の引き締まる気持ちです。明日はお塔婆を持ってお墓詣りを致します。

お十夜法要
2017年11月07日更新