東京千代田区の隼町に「国立劇場」があります。大劇場と小劇場があって、今日は小劇場で「第八十一回春和会筝曲演奏会」がありました。中村求仁子さんのお友達が毎年出演しますので、聴きに行きました。山田流の会ですので全十曲、馴染みの無い曲目ばかりでした。お友達の海津園耿さんは、(重要無形文化財保持者)の山勢松韻先生の三絃にあわせて箏三名で「江の島曲」を演奏なさいました。山田流筝曲の流祖山田検校の処女作で、江の島にまつられている音楽の神様、弁財天女の神徳を歌って終わりますが、長い長い歌詞と共に暗譜で演奏され見事でした。尺八の方達も羽織袴、女性は黒留袖、金地の帯に若草色の帯揚げと帯〆のお揃い、金屏風をバックに華やかな舞台ですが、留袖の裾模様が全然見えませんので残念です。お隣の大劇場では「第六十八回西川流舞踊の発表会」があって、さすが、素敵な和服の人達が沢山開場を待っていて、こちらも見事でした。今日は暑くなりそうなので、ナビを使って車で行きましたが、行きも帰りもナビ通り、高速を降りても日曜日で道路は空いているし桜田門前警視庁や国会議事堂正門前、最高裁判所、この隣が国立劇場でした。早めに行って近くの中華料理店(桂園)で昼食を済ませ、中国人のコックさんで美味しかったのでお土産に餃子をお持ち帰り、(車の中に入れておきました)楽しい一日でした。

国立劇場
2018年04月22日更新