歌舞伎座も久しぶりです。駐車場の小父さんに「しばらくですね!」と云われました。今月は初代中村吉右衛門の功績を顕彰し、その俳名「秀山」を冠して秀山祭を毎年九月に興行します。初代吉右衛門には男の子がいなくて、娘の正子さんが初代松本白鸚に嫁ぎ、現在の幸四郎と吉右衛門、二人の男の子を生んで、吉右衛門を実家に養子に出して、二代目吉右衛門を襲名させたのです。嫁いだ時、男の子を二人生む、と宣言したそうでその執念は凄いですね!昼の部、夜の部、甥になる市川染五郎が出ずっぱりで大活躍、吉右衛門も、松 貫四のペンネームで「再桜遇清水・さいかいざくらみそめのきよみず」に出演、監修しました。11月は「吉例顔見世」来年1月2月には高麗屋三代襲名披露公演があって、楽しみです。木挽町広場の賑わいも久しぶりでした。

歌舞伎座
2017年09月28日更新